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講演するNMEMS技術研究機構の清水昭浩氏(撮影:著者)
講演するNMEMS技術研究機構の清水昭浩氏(撮影:著者)
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大規模なビルでは、どのように省エネルギー化を実現していくべきか。コスト面から、BEMS(ビル・エネルギー管理システム)を導入するのが難しい場合、無線センサーネットワークの活用が有効になる。NMEMS技術研究機構、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による共同研究事業「グリーンセンサ・ネットワークシステム技術開発プロジェクト」(2011年度~2014年度)の最終成果報告会(2月26日開催)における、NMEMS技術研究機構の清水昭浩氏による「スマートビル用低コスト・メンテナンスフリーグリーンセンサネットワークシステムの開発」と題する講演から構成した。

 大規模なビルは、省エネ法によって年1%の省エネ化が義務付けられている(図1)。清水氏によると、大規模なビルには、まだまだ省エネの余地が残っているという。例えば、大規模な商業用ビルである。

図1●大規模な商業ビルは省エネ化の余地が大きい 無線センサーネットワークシステムを活用によるエネルギー消費量の10%削減を目指した(出所:NMEMS技術研究機構の清水氏)
図1●大規模な商業ビルは省エネ化の余地が大きい 無線センサーネットワークシステムを活用によるエネルギー消費量の10%削減を目指した(出所:NMEMS技術研究機構の清水氏)
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 百貨店や総合スーパーマーケット、ショッピングセンターといった大型の商業施設は、駐車場のスペースを除くと、ホテルや病院などと同じように、エネルギー消費原単位(m2当たりのエネルギー原単位)が高い数値となる。

 こうした省エネ化の余地が多く残っている大規模商業ビル向けの無線センサーネットワークシステムを構築し、10%の省エネを目指した。