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携帯電話機向けアプリケーション・プロセサの処理能力向上と混載メモリの大容量化はとどまるところを知らない。ただし,限られた電池容量の中で高性能化と大容量化を進めるには,CPUコアの消費電力を抑えることが必須だ。本稿ではルネサス テクノロジの消費電力低減技術を紹介する。 (大久保 聡=本誌)

服部 俊洋
ルネサス テクノロジ システムソリューション統括本部
システムコア技術統括部CPU開発第一部 部長

入江 直彦
日立製作所 中央研究所
システムLSI研究部 部長

 我々が携帯電話機向けに展開しているアプリケーション・プロセサ「SH-Mobile」において,CPUコアに採用したさまざまな低消費電力化技術を紹介する。SH-Mobileを使った携帯電話機向けの要素技術はアプリケーション・プロセサにとどまらず,ベースバンド・プロセサなどいろいろな機能を組み込んだSoCに展開する流れにある。さまざまな機能をSH-Mobileと一緒に集積できるのも,SH-Mobileの消費電力が製品の世代を追うごとに低減していることが大きい。多くの機能をチップに盛り込みながら,チップ全体の消費電力を抑えられるからだ。