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究極のコーデック,源流はH.261にあり

 ITU-TとISOが共同で策定した映像データの高能率符号化方式のこと。次世代光ディスクや,国内の携帯機器向けの地上デジタル放送で採用が決まっている。今後は各地のデジタルHDTV放送に加えて,ブロードバンド配信の分野でも採用事例が増えそうだ。MPEG-2やMPEG-4,H.263といった従来の映像符号化方式に比べて,圧縮効率を2倍以上に高めているのが特徴である。データ圧縮率を高めるための手法を余すところなく盛り込んでいることから,「マンモス・コーデック」と呼ばれていた。

 映像符号化の基本的な手順は,実はここ10数年の間,ほとんど変わっていない。H.264の源流は15年以上も前に規格化されたH.261にある。H.261では「動き補償」と「DCT」を初めて採用し,以後,ITU-TのH.26系やISOのMPEGといった映像符号化方式の基礎となった。しかも,こうした標準規格だけでなく,WMV9やAVSなどの独自規格も追随している。