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Dipchand V. Nishar氏
米Google,Inc.
Director,Product Management

——2006年5月中旬,携帯電話機による検索サービスでKDDIと提携しました。今回の提携の重要性をどう考えますか。

 モバイル分野の主要プレーヤーには,通信事業者,端末メーカー,そして我々のようなコンテンツ提供者がいます。モバイルのエコシステム(生態系)では,これら3プレーヤーが協力することで価値が最大化します。今回の提携の真のインパクトは,通信事業者のユーザーがこれまで以上にコンテンツにアクセスできるようになることです。これにより,通信事業者のサービス価値は飛躍的に向上するでしょう。

——KDDIとGoogle社の最初の接触は2005年11月だったそうですが,短期間で今回の提携に至ったわけです。その間にどんな技術を開発したのですか。

 確かに,11月の両トップの会談が発端となり,短期間で合意しました。しかし,技術自体はそれ以前から開発していたものです。通信事業者との提携を伴ったものではありませんが,日本ではNTTドコモの「iモード」向け検索サービスを2001年から提供しています。