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記憶容量が大きいNANDフラッシュ・メモリは,音楽プレーヤーなど新しい端末の普及に乗って市場が急激に拡大している。プロセス技術やセル構造など製造技術も急速に進展しており,さらなる大容量化や読み出し/書き込みの高速化が期待できる。 (野澤 哲生,河合 基伸=本誌)

Dave Bursky
米Electronic Design誌
Contributing Editor


 NANDフラッシュ・メモリの分野では,驚くようなハイ・ペースで技術革新が繰り返されている。今や1チップ当たりの記憶容量は16Gビットに到達し,半導体メモリの中でも最も高密度になっている。しかも,こうした数字すらすぐに陳腐化してしまう。NANDフラッシュ・メモリのセル構造や回路構成,プロセス技術などはさらに進歩し続けており,記憶容量や性能がどんどん向上しているからだ。