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 65nm世代以降の先端SoC(system on a chip)の共同工場を日本に建設し,半導体ファウンドリー事業を推進する――。いわゆる「日の丸半導体工場」構想が頓挫した。

 半導体ファウンドリーの事業化を目指して2006年1月に企画会社を設立した,日立製作所と東芝,ルネサス テクノロジは2006年6月13日に,検討していた65nm世代の半導体製造について事業化を断念することを発表した。45nm世代についても「各社の設計資産を有効に活用するために,プロセス技術について一定レベルの標準化を目指すのが望ましい」と結論付けるにとどめ,半導体の共同製造については言及しなかった。採算がとれる生産数量を確保する見通しが立たないことなどが主な理由とみられる。