今回のCOMPUTEXでは,少なくとも6社が次世代光ディスク媒体のサンプル品を見せた。次世代光ディスク市場が立ち上がる当初から,台湾勢は強い存在感を示しそうだ。台湾勢は日本などの大手メーカーへのOEM供給のほか,自社ブランド品としての販売を予定している。
出荷時期で先行するのがHD DVD媒体である。台湾RiTEK Corp.が既にHD DVD-Rの単層媒体を量産出荷しているほか,台湾CMC Magnetics Corp.(中環)をはじめ複数社が2006年7月~9月に量産を始める。発売当初から本格的な価格競争が始まりそうだ。一方のBlu-ray Discは,台湾勢の量産準備が遅れている。台湾Prodisc Technology Inc.が同年7月~9月から,ほかの複数社が同年10月~12月から量産を開始する。