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 コンピュータや家電関連の国際展示会「COMPUTEX TAIPEI 2006」が2006年6月6日~10日に開催された。過去最多の1312社が出展し,ブースを確保できなかった227社がキャンセル待ちをしたほどの盛況だった。会場には台湾メーカーが設計を請け負うODM製品や,自らの手で販売する自社ブランド品がズラリと並んだ。

 今回のCOMPUTEXでは,少なくとも6社が次世代光ディスク媒体のサンプル品を見せた。次世代光ディスク市場が立ち上がる当初から,台湾勢は強い存在感を示しそうだ。台湾勢は日本などの大手メーカーへのOEM供給のほか,自社ブランド品としての販売を予定している。

 出荷時期で先行するのがHD DVD媒体である。台湾RiTEK Corp.が既にHD DVD-Rの単層媒体を量産出荷しているほか,台湾CMC Magnetics Corp.(中環)をはじめ複数社が2006年7月~9月に量産を始める。発売当初から本格的な価格競争が始まりそうだ。一方のBlu-ray Discは,台湾勢の量産準備が遅れている。台湾Prodisc Technology Inc.が同年7月~9月から,ほかの複数社が同年10月~12月から量産を開始する。