



目次
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事例に見るPLM活用・第3回
欧州メーカーで採用進む構造最適化ツール
車体部品の剛性向上や、部品に加わる応力を低減できる設計コンセプトを提示してくれるのが構造最適化ソフト。ドイツBMW社やAudi社など欧州自動車メーカーは、設計プロセスにこのソフトを適用し、開発期間短縮やコストダウンに結びつけている。ボディとサスペンションにおける三つの適用事例をみていこう。
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制御技術はチームで学べ・第1回
低下する技術者の質、基礎学力の向上が必要
自動車業界では、制御システムの技術者が不足している。筆者は、自動車関係の技術者に対する、制御システムの教育を担当している。技術者は、自分を取り巻く環境や自分に欠けた部分を理解するほか、制御の読み・書き・そろばんに相当する基礎学力の取得が求められる。
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軽く安くする材料・加工技術・第1回
射出成形金型内で部品の組み立て・成膜
自動車のランプ、ドアミラーを主力とする大嶋電機製作所は、樹脂成形金型内で部品の組み立てや成膜を行う技術を開発、製造コストの大幅な削減に成功した。筆者はこの開発への取り組みなどで「平成17年度現代の名工」に選定されている。
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クルマの開発はどこまでアウトソーシングできるか
生産・販売のグローバル化や、パワートレーンの多様化などにより完成車メーカーの技術者不足が深刻化している。このため日本ではあまり一般的ではなかった開発業務のアウトソーシングが始まった。まだ一部の業務にとどまっているが、アウトソーシング化は世界的な流れで、今後日本でもますます広がりそうだ。
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トヨタのパワートレーン戦略
トヨタ自動車は2006年6月13日に環境対応技術の開発状況と、今後の低公害車の展開について発表した。2010年までにガソリンエンジンと変速機を一新するほか、ハイブリッド車の開発ではプラグインハイブリッド車の開発を推進することを初めて表明した。またエネルギ多様化にも配慮し、バイオエタノール車の普及も進…
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津田工業
樹脂の表面処理極めるレーザ加工で質感高め、レクサスなどに採用
高級車に使われる装飾技術は何も天然素材だけではない。樹脂成形品ながら、優れた機能と高級感を併せ持ち、トヨタ自動車の「レクサス」をはじめとするクルマに搭載されているのが津田工業が表面処理を手掛ける内装部品だ。「表面処理についてはノーといわない」というポリシーを持ち続ける同社は、日々新しい技術に挑戦して…
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人とくるまのテクノロジー展2006
機構部品を小さく軽く、カメラやレーダで歩行者認識
2006年5月に開催された「人とくるまのテクノロジー展2006」(主催:自動車技術会)で元気だったのは、動力伝達系を中心とする機構部品だ。枯れた技術の代表のような分野だが、小型・軽量化、低コスト化、そして摩擦損失の低減と、まさに機械技術の王道を行く進化ぶりを見せた。このほか、カメラ・レーダを使った歩…
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2006 ニューヨーク・モーターショー
LSハイブリッド、スカイライン登場、日本車のCUVも多数出展
2006年4月に開かれたニューヨークモーターショーはさながら、日本車の発表ショーと化した。トヨタ自動車が「Lexus LS」のハイブリッド車を初公開し、日産自動車も新型「Infiniti G35 Sedan(日本名:スカイラインセダン)」を出展した。CUV(クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル)…
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Automotive Technology Day 2006 spring報告
次世代のパワートレーン占う安全性向上デバイスにも関心
日経Automotive Technologyと電子技術者向けの専門誌である日経エレクトロニクスは共同で、2006年5月に自動車技術の総合セミナー「Automotive Technology Day 2006 spring」を開催した。「次世代エンジン」「エレクトリックパワートレーン」「自動車用2次…
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富士重工業「ステラ」 ダイハツ工業「ソニカ」
主流と異端、対照的な2台、どちらも新型CVTを搭載
富士重工業とダイハツ工業はそれぞれ新型軽乗用車「ステラ」と「ソニカ」を2006年6月に発売した(図)。軽自動車市場の本流に回帰した富士重工と、「長距離を快適に走る」というこれまでの軽乗用車にはないコンセプトを打ち出したダイハツ。両社のコンセプトは対照的だ。軽乗用車市場のシェア争いが一段と激しくなる。
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マツダ「アクセラ」
部分改良ながら各部を大幅に強化、ターボ搭載の高性能グレードを追加
マツダが2006年6月初めに発売した新型「アクセラ」は、部分改良ながら、年間40万台以上を生産するマツダの最量販車種だけに、細部にわたって商品力向上が実施された。直噴ターボエンジン搭載の新グレード「マツダスピードアクセラ」(図)が追加されたのも注目点だ。
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富士重工業「レガシィ」
SI-DRIVE採用で、走りと環境性能を両立
富士重工業は、走行性能を変えられるシステム「SI-DRIVE」を「レガシィ」に搭載した。エンジン回転数に対する出力が低い方からI、S、S#の3モードを選べる。専用の操作スイッチを用意した上で、走りを重視するユーザー向けにステアリング上にも一部のスイッチを備えた。
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トヨタ「エスティマハイブリッド」
THSIIとアトキンソンで20km/L実現、排気熱回収して実用燃費も高める
トヨタ自動車が2006年6月に発売した「エスティマハイブリッド」はリダクションギアを用いた「THSII」システムをミニバンで初めて採用。燃費を従来型車の18.6km/Lから20km/Lとした。排気熱を回収する仕組みも盛り込み、実用燃費も改善した(図)。
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トヨタ、レクサス「LS460」、「LS600hL」を国内で公開
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「他社のシステムをまねするつもりはない」
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日産、三菱の新型V6エンジン
80%新設計のVQ35、MIVECと可変吸気の三菱V6
日産自動車と三菱自動車が相次いで新V6エンジンを投入する。排気量3.5Lの「Infiniti G35 Sedan(日本名:スカイラインセダン)」用新「VQ35」エンジンと、3.0Lで北米仕様の「Outlander」用の「6B31」エンジンだ。前者は2006年11月、後者は同年秋に登場する(図)。
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ホンダの成長戦略
2009年にハイブリッド専用車、450万台目指し、日米に新工場
ホンダの福井威夫社長は、2006年5月17日に同社の成長戦略を発表した(図)。環境負荷低減、国内の生産・研究開発拠点の強化、北米やアジアなど海外の成長基盤の強化の三つが柱。2010年に世界販売450万台以上を目指すという販売目標も明らかにした。
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新型「レクサスLS」のパワートレーン
17年ぶり刷新の新V8エンジン、ハイブリッド車は4輪駆動に
トヨタ自動車は2006年4月26日、新型「レクサスLS」の国内向けモデル「LS460」「LS600h」「LS600hL」3車種(図)を公表した。これまでハイブリッドモデルはホイールベースが120mm長いロングホイールベース版としていたが、国内仕様では標準ボディも用意することを明らかにした。
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2010年にかけて安全装備が大きく進化します
ホンダは2006年夏にポップアップフードを搭載した「レジェンド」を欧州で発売する。このシステムは、歩行者の衝突を検知するとフロントフード後端が持ち上がり、歩行者の頭部への衝撃を低減するもの。本田技術研究所安全担当執行役員の堀内守司氏に、ホンダの安全技術の方向性や将来の展開を聞いた。
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