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 「DLNAを主導してきた機器メーカー以外も対応製品を開発する時期に入ってきた。そうしたメーカーを想定して,各社が一斉に動いたのだろう」(DLNA対応ミドルウエアのベンダー)。家庭内ネットワークにおける機器間のデジタル・コンテンツ共有に向けた,米Digital Living Network Alliance(DLNA)の設計ガイドラインに対応するミドルウエアが,一気に増え始めた。2006年6月28~30日に東京で開催された「第9回 組込みシステム開発技術展(ESEC)」に合わせて新たなミドルウエアや開発キットの発表が相次ぎ,会場ではDLNA関連品があちらこちらに展示された。

 DLNA対応のミドルウエア開発が活発になっている背景には,DLNAが2006年3月に設計ガイドラインの拡張版を発表し,対象とする機器をデジタル・カメラや携帯電話機などの携帯機器,プリンターなどに広げたことがある。