|
![]() |
|
![]() |
日経ものづくり2006年8月号
目次
-
小原歯車工業
標準歯車の小原歯車工業 受注即納品のスピードが売り
機械部品の中で最も種類が多く,標準化が難しいといわれた歯車。その標準化を日本で初めて実現したのが小原歯車工業だ。形状や機能,素材別に独自の規格で製造する同社の歯車は「KHK標準歯車」と呼ばれる。ラインアップは現在,133品目,約4000種に上る。
-
第8回 樹脂流動解析編(上)
-
第20巻
引っ張りとねじりと外力と -
松下製石油温風機「欠陥」の真実
ホースの亀裂だけではなかった
経済産業省が「緊急命令」を発動する事態にまで発展した,松下電器産業製石油温風機にかかわる一連の事故はすべて,強制給排気(FF)式と呼ぶタイプで発生した(図)。JIS S 3030「石油燃焼機器の構造通則」によれば,問題のFF式は「給排気筒を外気に接する壁などを貫通して屋外に出し,送風機によって給排気…
-
プロデュース 中小企業上場の軌跡 第6回
激震走る
ベンチャーキャピタルからの投資も取り付け,はずみがついたプロデュースの電極塗布装置の開発。製品化になんとかメドがついた。だが,社長の佐藤英児の頭にはもう次のビジネス,検査装置の製造販売があった。ユーザーが現状の検査装置に不満を抱いていることに目を付けたのだ。プロデュースは長野県との企業連携のプランに…
-
第27回 直径5μmの力センサ
押すと光る・・・そんな素材のサンプル供給が始まった。産業技術総合研究所と大光炉材が開発中の変形発光材料。「磨けば光る」などという悠長で間接的なものではない。力を加えた瞬間にパッと光り,力がなくなればパッと消える。力の強さと光の強さの線形性も良い。今,用途開発のお手伝いをしているところだ。
-
トヨタ生産方式の真髄と新展開 第8回
一品個別受注生産へ適用
今回は,一品個別受注生産タイプの工場に,トヨタ生産方式を導入するポイントを解説する。このタイプの工場では,受注する製品の仕様に繰り返し性がほとんどなく,管理が難しい。効率良く生産するためには,きめの細かい計画を立案した上での平準化生産や流れ生産,それを実現するための多能工化などの取り組みが求められる…
-
PQEマトリックスを使ったD-QMS
第一回
設計の品質は最終的な製品試験によって確認するのみで,途中段階では把握できていない。開発の節目で中間成果物の有無は確認しているが,その品質は定量的に把握していない。設計品質を的確にマネジメントできずにいる企業は多い。そうしたマネジメントに役立つ「PQEマトリックスを使ったD-QMS」について解説しても…
-
電車もダイレクト・ドライブに 駆動力を無駄なく伝える
DD(ダイレクト・ドライブ,直接駆動)電車の実用化が近づいた。長い間使ってきた減速機の歯車をなくしたことで,動力の損失をなくし,騒音を減らし,メンテナンスを楽にした。高水準のサービスと低コストを両立したDD。鉄道会社の将来を支える技術になるか。
-
DMUがよりリアルに
ワイヤハーネスの変形を正確に評価
デジタル・モックアップ(DMU)は,力を加えても実物のように変形しない。実物の変形量が小さな場合には問題ないが,柔軟な部品が製品に含まれているのであれば検討結果にも大きな影響を及ぼす。そのような部品の一つが,ワイヤハーネスだ。関東自動車工業は,ワイヤハーネスの剛性や自重による変形を考慮して検討できる…
-
フィルタのクリーニング機構 【東芝コンシューママーケティング】
持ち運び用ハンドルの動きをツメに伝える
遠心分離方式(サイクロン方式)の掃除機には,分離し切れなかった小さなゴミ(粉じん)をこし取るためのフィルタを配置するタイプが多い。目詰まりにより吸引力が低下するのを防ぐには,定期的にフィルタ表面に付着した粉じんを取り除く作業が必要だ。
-
印刷物はコスト9割減が目安
「ニクロコソロ」をいかに防ぐか
製品に付けるシールや説明書などの印刷物も,中国ではざっと1/10のコストで調達できる。ただし,業者のスキルや経験不足がもとで,フォーマットや文字の間違いが散見される。このミスを防がなければ,コスト削減はおぼつかない。(本誌)
-
国土交通省が技術検証部門を設置 相次ぐリコール隠しの断絶狙う
調査するのは元メーカー技術者
国土交通省は,自動車のリコールに関する技術検証能力を強化する。関連団体の交通安全環境研究所に,事故・不具合情報の検証やメーカーへの聞き取り調査を手掛ける「リコール技術検証部」を2006年5月19日に設置(図)。同年6月に同部部長が就任し,正式に業務を開始した。狙いは,近年相次ぐリコール隠し*2の撲滅…
-
全高が低いホンダの新型「ストリーム」 ボディ骨格やフロア設計などを見直す
3列シートでもスポーティー感を追求
ホンダは,新型ミニバン「ストリーム」で,ボディ骨格やフロア設計を全面的に見直した。これは,3列シートでありながらも,スポーティー感を追求するため(図)。
-
液体の表面張力や粘度,弾性を非接触で計測するシステム
東大生研と京都電子工業が共同で製品化
東京大学生産技術研究所は,液体や高分子材料,ゲルなどの軟らかい物質の表面張力,粘性,弾性を非接触で計測するシステムを開発した(図1)。
-
脚が地に着いている間は大変だった
世界初の取り組み
パイロットの足元に積んだ松下電器産業の「オキシライド乾電池」160本が動力源。同社と東京工業大学は,市販乾電池を動力とした有人飛行に世界で初めて成功。
-
顧客ニーズの頭打ち 「意味的価値」の創造で打開せよ
日本企業がものづくりの総合力で世界のトップを争っていることは間違いない。商品の機能や品質は超一流である。問題なのは,ものづくりの素晴しさが利益に結び付かないことだ。
-
私が考えるものづくり
外に出ていた現場を取り戻し かつての先進工場を復活へ
JR福知山線事故の直後に多くの社員が救助に駆け付けたことで注目を浴びた企業は88年の歴史を持つ,戦前から戦後にかけての先進ものづくり企業だ。高精度な加工を手掛け,自ら技能員養成所を持って技術を伝承していく。いつしかその取り組みは途絶え,最も大事であるはずの工程を外注し,現場を失っていた。歴史を知る社…
-
最新VIP工場
国内だから極める価値創造,即時性,生産性
“工場の国内回帰”に伴い,多くの工場が新設されている。新工場を見れば,日本の工場が進むべき姿が明らかとなる。付加価値(Value)の高い製品を造る,即時性(Immediacy)を持って造る,生産性(Productivity)高く造る。VIPを極めるための取り組みを探る。
日経クロステック Special
総合
- もう待ったなし!脱レガシー&DXの最適解
- 医療DX データ活用の最前線を解説
- NTT西日本の社内DX
- 大阪大学教授・安田洋祐氏がレッツノートを使い続ける理由
- マルチクラウド時代、サーバーのあるべき姿
- 日本に豊富なIT人財を提供するインド企業
- 事例に見る、クラウドの意外な副次効果とは
- 難題を前に今こそ顧みる、富士通の真価
- 【動画】現場のためのDXで変革を推進
- 竹中工務店≫管理密度を高めるカメラ活用術
- AGC、夜間の歩行者交通事故ゼロに挑戦
- AWS活用:国内3社の事例に学ぶ極意とは
- スシローの事業を支えるAWS活用≫効果は
- 集英社×クラスメソッド≫AWS活用の勘所
- 顧客データを利活用、交通の社会課題を解決
- 文系人材こそデータ分析業務で活躍できる?
- 個人情報とデータ不足の課題を解決する手法
- AIを日常化するノーコード活用基盤とは?
- 一般の従業員までデータ業務を担うコツ
- データドリブンな意思決定は、売上5%増?
- DXで推進する働き方改革 先進事例を紹介
- 16の企業・組織に聞く≫サイバー攻撃対策
- 不確実な時代に安定した経営基盤を築く方法
- 日本企業・国家の危機意識の欠如に警笛を
- 1台から可能なクライアントセキュリティ
- サーバー移行前、移行中、移行後すべて安心
- IT環境モダン化を図る中堅・中小企業続々
- 日本企業のセキュリティレベルを向上させる
- グローバル企業の必須条件
- SaaS活用で変化するERPのあり方
- アナログ半導体を通じてネットゼロに貢献
- カタログを一括で請求することが可能です!
- 毎月更新。電子エンジニア必見の情報サイト
- コンストラクション倶楽部