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 次世代光ディスク向けの著作権管理技術「AACS」がライセンス供与を開始したのは,2006年2月のこと。それからコンテンツの不正コピーが可能になるまで,わずか1年もかからなかった――。

 2007年1月初旬。不正コピーを防ぐ上で絶対秘密であるべきタイトル固有の暗号鍵「Volume Unique Key」が,次々にインターネット上に公開された。AACSの暗号解除を目指すネット上のコミュニティーのメンバーが,次世代光ディスク再生ソフトウエア「WinDVD8 Platinum」(以下WinDVD8)の実装上の不備を通じて,Volume Unique Keyの入手に成功したのである。Vol-ume Unique Keyが暴かれたタイトルは,同時期に公開されたバックアップ・ツール「BackupHDDVD」「BackupBluRay」で容易に暗号を解除できる。これにより,2007年1月までに発売された次世代光ディスク・コンテンツは,原理上はすべてコピー可能な状態となってしまった。