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 「これは使えそうなガラスだ」――。カメラ・メーカーの光学設計者を興奮させる光学ガラスが登場した。住田光学ガラスが開発した「K-PSFn214」である。屈折率が2.14352と民生機器向けとしては高い値を備え,かつプレス成形できる。詳細は明らかにしないが,ガラスの組成と製造方法を改良して実現したという。現在,サンプル出荷中で,既に量産用るつぼで安定的に製造できることを確認済みだとする。

 主にデジタル・カメラや携帯電話機のカメラなどのレンズに向ける。一般に,屈折率が高いガラスほど光学系システムを薄くできる。今回のガラスを例えば沈胴式デジタル・カメラのレンズに使えば,「沈胴が伸びた場合の光学系システムの長さを約1割削減できるだろう」(前出の設計者)。