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大森 栄作
みずほ証券
エクイティ調査部 電子部品担当 シニアアナリスト

 韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は韓国経済そのもの──。こういえるほど,同社が韓国経済に及ぼす影響力は大きい。その力は,日本経済とトヨタ自動車の関係を見ると類推しやすい。2005年度のトヨタ自動車の連結売上高は約21兆円。時価総額は2007年3月23日時点で約28兆円。これらは日本の国内総生産(GDP)および日本の全上場企業の時価総額の4~5%に当たる。

 一方,Samsung Electronics社の連結売上高は,韓国GDPの10%に達している。さらに同社の時価総額は,韓国の全上場企業の時価総額のうち,実に15~20%を占めている。それぞれの割合は,あのトヨタ自動車の2倍以上に当たるわけだ。Samsung Electronics社一社の時価総額は12兆円前後で,世界の電機メーカーの中で群を抜いて高い。売上高がほぼ同じソニーの約2倍である。