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2015年度新燃費基準

乗用車平均で16.8km/Lと23.5%の改善
試験モードと車両区分変更がポイント

2010年度の燃費基準は既に、出荷される車両の8割が達成している。 このため、新燃費基準が策定され、今年度中には法制化される見込みだ。 乗用車では2004年度実績値に対して23.5%改善し、平均燃費は16.8km/Lになる。


 2006 年に大型車の2015 年度燃費基 準が策定された。これに続いて2007 年は乗用車、小型バス、小型貨物車の 燃費基準が提案されている。今後は 2007年夏をメドに、省エネ法の関連法 令を改正し、この燃費基準を法制化す る予定だ。新燃費基準の狙いは運輸部 門からのCO2を抑制することだ。現在、 運輸部門からのCO2 発生は全体の2 割 であり、その2 割中自動車からの排出 量が9割を占めている。
 経済産業省と国土交通省は2005年7 月から共同で、新燃費基準についての 検討を始め、2007 年2 月に最終審議会 を実施し、最終とりまとめを行った(表 )。それによると2004 年度実績に対 して乗用車で23.5 %の改善を求めてお り、2010年度燃費基準と比べて29.2 % の改善になる。

JC08モードを導入
 新燃費基準のポイントは、23.5 %と いう高い改善率、JC08 モードへの変 更、車両質量区分を8区分から16区分 に細分化という三つである。
 23.5 %という改善率は、トップラン ナー方式を用いて設定した。現状で燃 費がもっとも良いクルマ(トップラン ナー)をベースに、技術進化による燃 費改善率や安全対策による悪化率を加 味して、2015 年度の目標を決めるも の。車両質量の区分ごとに実施し、さ らにそれぞれの区分間でのばらつきを 補正して目標となる燃費基準値を算出 した。

日経オートモーティブ
表●2004年度実績に対する燃費改善率
2015年度における区分ごとの出荷台数比率が2004年度と同 じと仮定して算出。燃費はJC08モードでの値。大型車の新燃 費基準に含まれない3.5t以下の乗用車と貨物車も対象とした。