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日経ものづくり メソッド
第3回:簡易計算法

中沢 弘
中沢塾 代表

性能値の確保と同時に
バラつきも最適化

 開発は製品であれ技術であれエンジニアにとって楽しく,また場合によってはきつい仕事である。順調にいくときは楽しく,うまくいかないときはきつい仕事となる。中沢メソッドはエンジニアのために楽しい開発ができるように支援する手法である。

 同時に本連載の第1回で解説したように,中沢メソッドは複数の要求項目を全体最適化する開発を目指している業務革新手法の一つである。前回までの解説で中沢メソッドのイメージは理解できたと思う。今回は,できるだけ実務にすぐに応用できるように簡易計算法を中心に解説する。

SRをDRの状態にする難易度

 計算法の説明に入る前に,今まで説明していなかったレクサットの理論的な背景をまず説明しよう。なぜなら,これが中沢メソッドの一つの基本概念であり,この理論的背景が理解できないとメソッドを正しく理解したことにならないからである。