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第1部<総論>
いざレイアウト・フリーへ
より薄く,そして無線で

 ここ数年,大きな脚光を集めてきた薄型テレビ。従来のCRTテレビに比べて確かに薄いという特徴はあったものの,さまざまな課題から,生活シーンを変える力までは備えていなかった。しかし,薄型テレビはいよいよ「レイアウト・フリー」を手に入れる。薄型化技術と無線技術の進展が,薄型テレビを壁張りテレビへと進化させる。リビング・ルームの姿は大きく変わる。

第2部<薄型化>
壁張りテレビの資格を目指し
2010年に厚さ20mm以下へ

 壁張りテレビの実現に向け,表示部を薄くする開発が加速し始めた。液晶テレビの厚さは,バックライトと電源基板の薄型化によって2008年に35mm前後に,2010年には20mmを下回る。一方,薄さに定評がある有機ELテレビは,大型化を進めることによりリビング・ルームの主役の座を狙う。2010年には40型台の製品も登場しそうだ。壁張りテレビの資格を手に入れる日は,すぐそこに迫っている。

分解
液晶テレビの裏側をのぞく

 2007年11月時点の市場で最薄の液晶テレビは,シャープの「AQUOS Gシリーズ」である。最薄部が81mmというこの液晶テレビの中身はどうなっているのか。32型品を分解し,信号処理回路や電源回路,インバータ回路が収まるテレビの裏側をのぞくと,薄型化や低コスト化,高性能化に向けた同社の工夫が見えてくる。

第3部<無線伝送>
壁張りテレビをケーブルレスに
HDTVを無線で飛ばす

 薄く軽くなり,壁に張れるようになったテレビ。しかし,ケーブルが下から飛び出ていては真のレイアウト・フリーとは言えない。テレビのケーブルを無線で置き換えるための技術開発が活発に進んでいる。候補となるのは,無線LANやUWB,そしてミリ波。対応する送受信ICが利用可能になりつつある。非圧縮HDTVの無線伝送も,夢物語ではなくなってきた。