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 2007年10月21~25日に開かれた光メモリの国際学会「ISOM’07」で,ソニーは面記録密度1Tビット/(インチ)2の実現に向けたホログラフィック再生法を発表した。「コヒーレント加算法」と呼ぶ[講演番号Mo-D-02]。同社は270Gビット/(インチ)2での記録再生に成功しており,今回の方式で密度を理論上3.75倍にできるため,1Tビット/(インチ)2を狙えるという。直径12cmのディスクの容量に換算すると約1Tバイトとなる。ソニーは同方式を,「ホログラフィック記録における次の高密度化技術の本命」とする。

 記録密度向上を見込めるのは,媒体に記録するホログラムの面積を小さくし,かつホログラムの多重度を高めやすくなるからである。ホログラムの面積を小さくするには光学系にある開口部の面積を小さくし,多重度を高めるには再生信号のS / N を高めればよい。ここで開口部の面積が小さくなると,2次元バーコード状のデータ中の高周波成分に対応する再生信号が減少する。