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日経オートモーティブ 技術レポート

 第40回東京モーターショー(p.124に関連記事)には、可変ギア比ステアリングが3社から出展された。これまで国内メーカーが採用しているのは波動歯車を使ったタイプだが、ドイツBMW社と同様の遊星歯車式、そして二つの新しい方式が登場した。

 可変ギア比ステアリングは車速などによってステアリングのギア比を変えるもの。低速ではギア比をクイックにすることで機敏な動きを実現し、高速ではスローにすることで、ハンドル操作に対する応答を穏やかにできる。
 最初に実用化したBMW社は遊星歯車を使って、ギア比を変えているが、国内のトヨタ自動車や日産自動車が採用しているのは、波動歯車(ハーモニックドライブ)を使ったタイプ。ただ、より小型で低コストの機構の開発が進んでおり、各社が競っている。今回はジェイテクト、日本精工、富士機工の3社が可変機構を展示した(図)。

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図●東京モーターショーでの展示部品
(a)ジェイテクトの遊星歯車式、(b)日本精工のボール減速機式、(c)富士機工のかさ歯車式。