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日経オートモーティブ 新車レポート

富士重工業の5 ドアハッチバック「インプレッサ」に「WRX STI」が登場した。後輪のオーバーハングを短くしたボディに、227kW(308PS)の高出力エンジン、6 速手動変速機、4WD(4輪駆動)システムを搭載した高性能モデルだ。世界ラリー選手権(WRC)のベース車となるだけでなく、各種モータースポーツへの参戦も見据える(図)。

 新型では従来の「STI spec C」の206kWよりもエンジン出力を高めたほか、リアサスペンションを従来のストラット式からマルチリンク式としてタイヤの接地性を高めた。また、狭いラリーコースでの取り回しをよくするため、4 ドアセダンから5 ドアハッチバックに切り替えて、後輪のオーバーハングを切り詰めた。「コース上の障害物を避けるにはタイヤより外側のオーバーハングは短いほどよい」(富士重工業スバル商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの森宏志氏)という。
 新型シャシーに組み合わせる「EJ20」型ターボエンジンは、低中速トルクの強化を重視して多くの部品を新設計した。一番に挙げられるのが、可変バルブタイミング機構の吸排気両側への採用。従来のSTIは吸気側だけだった。

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図●富士重工業の新型
「インプレッサWRX STI」