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欧米の燃費規制

2012~2015年までに
25~30%のCO2排出量削減求める

日本だけでなく欧州、米国でも今後2015年にかけて燃費規制の強化が進む。両地域とも規制値は日本よりむしろ厳しく、国内よりも大型の車種を販売する日本メーカーは、苦しい対応を迫られそうだ。


 2007年7月号のこの欄では、日本の2015年度燃費規制について解説したが、欧米でもほぼ同時期に燃費規制が強化される。まず欧州については、欧州連合(EU)が2007年2月7日、自動車が排出するCO2(二酸化炭素)の排出量を、2012年までに大幅に削減することを義務付ける文書を発表した。
 この文書は、EU 域内で販売する新車から排出されるCO2排出量を、2012年までに120g/km 以下に抑えることを求めるもの。現在、EU 域内で販売されている欧州車の平均CO2排出量は161g/km程度といわれており、これに対して約25 %の削減を求めるものだ。日本の2015 年度燃費規制は、2004 年度の出荷台数ベースの平均値で23.5 %の燃費改善を求めているが、これの加重平均の燃費は16.8km/Lで、CO2 排出量に換算すると138g/kmとなり、欧州の規制のほうが厳しい(図)。

日経オートモーティブ
図●各地域の燃費規制の比較
各地域の燃費規制を、CO2排出量にそろえて換算した。日本はガソリン1L あたりのCO2排出量を2310kgとして換算した。各地域とも燃費を測定するモードが違うものの、数値上は日本の規制より欧州の燃費規制のほうが厳しい。