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日経オートモーティブ 新車レポート

ホンダは北米仕様「アコード」の日本版である新型「インスパイア」を発売した(図)。北米では排気量2.4L、3.5Lの両エンジンがあるが、国内では3.5Lのみ。全世界で年間70万台規模を生産する基幹車種だが、国内の月間販売目標台数は500台と少なく、あくまでも米国中心の“世界戦略車”だ。

 特徴は気筒数可変機構。「インスパイア」は従来から可変気筒エンジンだが、6気筒、3気筒の2段切り替えだった。今回、切り替えをスムーズにするために4 気筒モードを追加した。3 気筒モードでは後ろバンクの吸排気弁を止める。追加した4 気筒モードでは、前バンクの1 番右と後ろバンクの1 番左の気筒の弁を止める。
 問題は振動だ。6 気筒モードではクランク軸で120 度ごと、3 気筒モードでは240度ごとの等間隔爆発になるが、4 気筒にすると120 度-240 度-120 度の不等間隔爆発になる。これはトルク変動という点で、爆発頻度の低い3気筒よりむしろ問題が大きくなる。

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図●インスパイアの発表会場
左が本田技術研究所四輪開発センター企画室主任研究員の横田千年氏、右がホンダ社長の福井威夫氏。