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日経オートモーティブ イベントレポート

インド・ニューデリーでモーターショー「AUTO EXPO2008」が開催された(1月9日~17日)。同ショーは9回目を迎えるが、初めて世界から注目されたと言っていいだろう。インドTata Motors社が10万ルピー(28万円)のクルマを発表したからだ。インドBajaj Auto社も独自に10万ルピーを少し超えるクルマを展示した。スズキの子会社Maruti Suzuki社も「10万ルピー車は無理」と言いつつ、Aセグメントの新型車を発表した。インドは、小型世界戦略車の「実験場」と化しつつある。

 果たして1ラーク(10万)ルピーでまともなクルマが作れるのか――。日系自動車メーカーが否定的なコメントを出し、一部には「Tata社も1ラークでは無理だと言っている」という情報も流れ、世界中が注目する中での発表であった。
 Tata社会長兼CEOのRatan Tata氏は発表会で、バイクを男性が運転し、後席に妻が乗り、前に子供が乗る様子を写真で示し、「こうした危険な状況を打開できるようなクルマが開発できないかと考えていた」と語った。その結論が今回発表した「Nano」であり、Tata氏はインドの「国民車(People's Car)」であることを強調した。

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図●第9回AUTO EXPO 2008会場の正面ゲート