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【開発の鉄人 現場をゆく】マウスだって痛い

 医薬品や治療方法などの開発に重要な動物実験。中でも,マウスなどの小動物を実験に用いることが増えているそうだ。マウスは,その遺伝情報(ゲノム)がほぼ完全に解明されたので,ますます実験用として多用されている。確かに人間のためには役立つのだが,実験される方は大変だ。
 「一寸の虫にも五分の魂」という。ましてや,小動物であるマウスの魂の大きさはいかほどだろうか。マウスに聞くことはできないが,小動物を使って実験をするベテランの研究者によれば,あまりの苦痛に身をよじらせるのはもちろん,これから自らの身を切り裂かれるのを感じてか凶暴になったり,気を失ったりするらしい。多分,人間と同じように痛いのだろう。いや,痛いのだ。(以下,「日経ものづくり」2008年6月号に掲載)

図●同時に麻酔をかけられている5匹のマウス
図●同時に麻酔をかけられている5匹のマウス