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第5回までは,CMOS技術に向いた無線システムのアーキテクチャや,無線出力や雑音などの評価法(回線設計)についての説明だった。これからは,実際のSi基板で各電子回路をどのように設計していくべきかの実践的な解説に入る。今回は,Si基板の特性とオンチップ・インダクタの設計について触れる。(野澤 哲生=本誌)

束原 恒夫
会津大学 コンピュータ理工学部 コンピュータ論理設計学講座 教授

 いよいよ,CMOSプロセスを用いたRF回路を設計する場合のポイントと設計事例を解説していく。具体的には,今回は(1)RF回路の省電力化手法のデジタル回路などとの違い,(2)Si基板の高周波での振る舞い,そして(1)と(2)の知識を総合した,(3)オンチップ・インダクタの実装例について解説する。