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【トヨタ流人づくり 第4回】成功に導くやる気の高め方 社員への理解行動に時間を

「だから,部下が動く トヨタ流 人づくり」では,今,多くの日本メーカーの管理者が頭を悩ませている社員の人材育成に関して,トヨタ自動車の考え方や方法を伝授します。社員にやる気とモチベーションを与え,自ら動く組織をつくるための直接的,間接的なヒントが満載です。本コラムは中部産業連盟が開催するセミナー「トヨタ流モノづくりと人づくりの心・伝承塾」講座の講演内容を編集部が取材し編集したものです。

 「俺がやった」「いや,私がやった」「いやいや,僕がやったんだ」─といった言葉が,プロジェクトが無事に成功を収めると,関係者のいろいろなところから聞こえてくるときがあります。大きなプロジェクトであるほど,リーダーを務める管理者は苦労を重ね,プレッシャーに耐えなければなりません。それを乗り越えて成功に結び付けたという気持ちの高ぶりもあって,リーダーの中にも,思わずこうした言葉を発してしまう人がいるかもしれません。
 その気持ちはよく分かりますし,もちろん,管理者の貢献は決して小さなものではありません。しかし,真のリーダーを目指す人には,冷静な見方も時には必要です。(以下,「日経ものづくり」2008年7月号に掲載)