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【直言】何を造るかが問われる時代に 技術者に必須の視点とは

 原油価格は2008年6月に入って1バレル当たり135米ドル(WTI)を超え,価格高騰は止まる気配がない。約30年前は同3米ドル足らずだったので,ほぼ50倍である。そんな中,石炭から始まった化石燃料の大量消費は,地球環境問題に象徴される人類の危機をもたらしている。
 16世紀,ガリレオ・ガリレイによって近代科学の幕が開き,18世紀の産業革命は我々に画期的な豊かさと便宜性をもたらした。そして物質文明社会へのマイルストーンが刻まれた。
 その結果,文明化が進むと共に世界の人口は爆発的に増加し,今世紀中にも地球のキャパシティーを超えようとしている。(以下,「日経ものづくり」2008年7月号に掲載)

藤本 隆宏
いしまる・つねお
192 8 年7月生まれ。19 51年3月に東京大学工学部を卒業。1962年5月に日本電装(現デンソー)に入社。同社取締役,取締役副社長などを経て,1991年3月に取締役社長,1996年6月に取締役会長に就任。2004年7月から現職。