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「通信と放送の融合」を目指して現在,総務省を中心に「情報通信法」(仮称)の法制化が進んでいる。法制化に向けて,立ちはだかる課題を情報通信審議会専門委員である中村氏に解説してもらう。前編では,情報通信法の意義とこれまでの通信,放送業界の動きや課題を紹介する。(佐伯 真也=本誌)

中村 伊知哉
慶応義塾大学 メディアデザイン研究科 教授

 「通信と放送の融合」─。私はこれまで旧・郵政省,米Massachusetts Institute of Technology(MIT),米Stanford Japan Center-Researchなどで働いてきたが,その間20年以上,この問題に取り組んできた。通信と放送の融合はまだ先と考える向きもあるようだが,私の認識は現在,既に融合はもう終わり次の段階に差し掛かったというものだ。