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【連載講座】最新センサ詳解

後突時の被害を抑える
後方ミリ波レーダ

ミリ波レーダは、車両周囲の障害物を検知する機能を持つ。現行のレーダの検知範囲は車両前方を中心としたものだが、後方レーダの実用化も進んでいる。後方レーダを用いることで、後続車による追突を事前に予測して、むち打ちの被害を抑えることが可能になる。前方レーダと比較しながら、後方レーダの技術動向や構造を解説する。

富士通テン センサ開発部長
山野眞市


 富士通テンは、トヨタ自動車の「後方プリクラッシュセーフティシステム」向けの後方ミリ波レーダ(以下、後方レーダ)を提供している。当社は前方の障害物を検知するミリ波レーダを2000年代初めから商品化していたが、2006年には前方の検知技術を生かして後方にまで広げた。
 後方レーダの搭載車種は、2006年9月発売の新型「レクサスLS460」を始めとして、2007年5月発売の新型「レクサスLS600h」、2008年2月発売の新型「クラウン」、2008年5月発売の「クラウンハイブリッド」と増えている(図)。

【連載講座】最新センサ詳解
トヨタ自動車「レクサスLS460」
後方ミリ波レーダを搭載し、世界初の後方プリクラッシュ・セーフティ・システムに対応した。