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 米国のテレビ市場において低価格を武器に成長してきた新興メーカーに,向かい風が吹いている。ファブレスのテレビ・メーカーである米Syntax-Brillian Corp.は2008年7月8日,米連邦破産法11条に基づく再建手続きを申請した。同社は,「Olevia」ブランドの液晶テレビを販売する新興メーカーである。2007年のBlack Fridayでは,北米の販売シェアが5位となるなど急成長を遂げていた。

 その企業が,なぜいきなり経営破綻したのか。背景には米国テレビ市場における大手メーカーの価格攻勢がある。特に2008年前半,韓国Samsung Electronics Co., Ltd.やソニーなどの大手メーカーが,積極的に低価格の液晶テレビを投入した。これにより,従来は50%近くあった価格差が,20~30%程度に縮まった。