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【詳報】試作専用から脱却する3次元造形 材料物性と精度が急上昇

 断面形状の積み重ねで立体モデルを作製する3次元造形は従来,試作プロセスの効率化を目的に活用するケースが多かった。3次元データから直接,かつ手軽に立体モデルを得られ,その3次元データを開発プロセスの早い段階で用意できるからだ。
 試作用途といっても,大まかに形状を確認できればよい場合から,最終的な製品と同等の形状精度や物性が求められる場合まで幅広い。それぞれのニーズを満たすために,使用できる材料や装置の性能は向上し,それをきっちりと把握した上でのユーザー側の使いこなしの技術が進んできた。
 その結果,3次元造形は試作品にとどまらず,最終製品そのものや量産用金型といった用途へも広がってきた。形状精度も物性も,製品として堪えられるレベルになってきたわけだ。このような動きをキヤノンにおける活用事例から見るとともに, 3次元造形用の市販材料や装置の最新動向を紹介する。(以下,「日経ものづくり」2008年9月号に掲載)

図●点灯試験が可能なヘッドランプの試作品
図●点灯試験が可能なヘッドランプの試作品