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【直言】発展と成長を続けるカギは「高生産性」と「共生」

 地球温暖化防止という“錦の御旗”を掲げた北海道洞爺湖サミットは,主要8カ国だけでなく,中国やインドなどを加えて合計16カ国の首脳が参加し,主要排出国会合へと拡大した。議長国として何とか成果を上げてほしいと期待したが,各国の利害対立が解消されないまま終わったことは誠に残念であった。
 石油や食糧など生活必需品の高騰が続く中,「持続可能な発展」という必須目標に対して,各国首脳は自国益を主張するにとどまった。今必要なのは,それぞれの国益ではなく世界益,地球益であることを忘れてはならない。(以下,「日経ものづくり」2008年9月号に掲載)

藤本 隆宏
いしまる・つねお
192 8 年7月生まれ。19 51年3月に東京大学工学部を卒業。1962年5月に日本電装(現デンソー)に入社。同社取締役,取締役副社長などを経て,1991年3月に取締役社長,1996年6月に取締役会長に就任。2004年7月から現職。