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【ドキュメント R&D】日産自動車/GT-Rの開発

 「日産自動車の伝説的なクルマである『GT-R』は,2007年にこの場で皆様に披露する予定です。新型GT-Rの開発は順調です」
 舞台は2003年の東京モーターショー。自動車メーカー各社は,プレスデー初日に報道向け説明会を設ける。日産自動車のブースにも多数の記者が集まった。記者団の目当ては,ここで初めて明かされる新情報。その胸中を見透かしたかのように,社長のカルロス・ゴーンはGT-Rの発売時期を高らかに宣言した。
 そもそもの“サプライズ”は,2年前の全く同じ舞台で用意されていた。同社は,コンセプトカー「GT-R Concept」を予告なしに出品。この年,社長に就任したゴーンは,GT-Rの復活を約束する。当時,GT-Rブランドは廃止されるという見方も根強かっただけに,この発表は国内外の耳目を引いた。(以下,「日経ものづくり」2008年9月号に掲載)