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Trigence Semiconductorは,フルデジタルでのオーディオ再生を可能にするスピーカーを開発した。デジタル・オーディオ信号を直接入力し,この信号を空間で合成して空気の振動に変換する。高音質を実現しながら,スピーカーの小型化や低消費電力化を図れるという。同社に,開発した意図や技術の詳細を解説してもらう。(大久保 聡=本誌)

岡村 淳一
Trigence Semiconductor 取締役
安田 彰
Trigence Semiconductor 代表取締役

 2008年5月,我々は音声出力側のフルデジタル化を目指した,新しいデジタル信号処理技術「Dnote」を発表した。それと同時にDnote技術を使ったフルデジタル・スピーカーを開発し,その有効性を実証した。音響機器のフルデジタル・オーディオ化に向け,大きな一歩を踏み出したと考えている。同年6月には,フルデジタル・スピーカーの初の試聴会を開催した。そこには,音響機器メーカーや半導体メーカーの技術者など約120人が参加した。音声出力でいよいよフルデジタル化が始まることへの期待の高さを実感している。