PR


 「5位は狙える。あわよくば表彰台も」「途中で止まったらどうする」─。期待と不安が交錯する。秋田県・大潟村の農地に敷設された特設コース。ほぼ快晴の青空の下,スターターがチェッカー・フラッグを振ると,紫色の太陽電池を車体に多数張り付けたソーラー・カー「Aten-1」が強い真夏の日差しを浴びながら走りだした。

 Aten-1は,太陽誘電の有志で結成したチーム「太陽誘電ソーラーカー苦楽部」が太陽電池も含めてほぼ一から自作した。2008年7月25~28日に,大潟村で開催された国際ソーラー・カー・レース「2008 World Solar-Car Rallye(WSR)」に参加するためだ。このレースの参加台数は,併催の大学対抗戦「全日本学生ソーラー&FCカーチャンピオンシップ(JISFC)」と合わせ計34台。1周25kmのコースを,3日間合計25時間で何周回れるかを競う耐久レースである。