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【私が考えるものづくり】野路 國夫 コマツ 代表取締役 社長 兼 CEO 一つのことをしつこく

 エンジンや油圧装置など,主要コンポーネントの開発は日本でしかやりません。といいますか,日本じゃないとできない。例えば次世代エンジンを開発する場合,クランクシャフトの素材はこの会社,軸受はこの会社という具合に,協力メーカーに多くのお願いをするわけですが,3年くらいたつと,みんな期待以上の開発品を持ってきてくれる。建設機械も自動車と同様,擦り合わせで造りますが,それを進める上で,日本ほど優秀な部品や素材のメーカーがそろっているところは見当たらない。
 鋼板,熱処理,射出成形,高品質の溶接用ワイヤ,自動溶接ロボット・・・。こういう分野の開発を海外でやろうとしても,実際のところ難しいですよ。米国に行ったって,今や何もない。(以下,「日経ものづくり」2008年10月号に掲載)