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【詳報】事故は語る 東京ビッグサイトでエスカレータ逆走 乗り過ぎだけとは思えない事故の原因

 「これまでの報道では乗り過ぎが原因とされているが,果たしてそれだけだろうか。今回の事故は,それほど単純ではないように思える」。国内の大手昇降機メーカーでエスカレータの設計に携わってきたベテラン技術者は,2008年8月3日に東京都江東区の「東京ビッグサイト(東京国際展示場)」で起きたエスカレータ逆走事故に対し,慎重な見方を崩さない(図)。
 くだんの事故の舞台は,東京ビッグサイトの西展示棟「アトリウム」に設置された,1階と4階を直結する長さ約30m,高さ約16mの上りエスカレータだ。この日,アニメのフィギュアを展示・販売するイベント「ワンダーフェスティバル 2008夏」が開催されるとあって,東京ビッグサイトには開場前から徹夜組約1500人を含む約1万人が詰め掛けた。(以下,「日経ものづくり」2008年10月号に掲載)