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【直言】環境技術が“つまらない”ワケ

 今年(2008年)の夏は,北海道洞爺湖サミットの開催もあって,多くのテレビ番組で環境問題が採り上げられた。サミットでは「2050年までの温室効果ガス半減という目標を,すべての国が共有することを求める」との首脳宣言が出されたが,これは40年以上も先のこと。親近感はない。
 一方,身近なところではペットボトルのキャップ集めが話題を呼んでいる。現状のリサイクルでは,ボトル本体はリサイクルされるが,材質が異なるキャップのほとんどは廃棄処分。そこで,キャップもリサイクルできるように分別回収し,売却代でワクチンを発展途上国の子供に送るという活動だ。(以下,「日経ものづくり」2008年10月号に掲載)

山際康之
やまぎわ・やすゆき
1960年東京都生まれ。東京大学で工学博士号を取得。ソニー入社後,「ウォークマン」の設計などを経て,環境グローバルヘッドオフィス部長。2005年4月から現職に就く。著書に『組立性・分解性工学』『サステナブルデザイン』など。