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 従来のFPGAよりも大幅に高い,1.5GHz相当の処理性能をうたうFPGAが登場した。2004年に設立されたファブレス半導体メーカーの米Achronix Semiconductor Corp.が発表したFPGA製品群「Speedster」である。同社 Founder and CTOのRajit Manohar氏らが米Cornell Universityで開発した,非同期式回路を高速化する技術を基にして実現した。

 処理に必要な回路だけが任意のタイミングで動作する非同期式回路は,LSIの消費電力を抑える有力な手段として注目を集めてきた。同期式回路で多くの電力を消費しているグローバル・クロックが不要になる上,待機時には回路がトランジスタを動作させないため,その分の消費電力も減らせる。しかし,新しい回路設計ツールを導入しなければならないなど敷居が高く,その採用は限定的なものにとどまっていた。