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クルマから太陽光発電まで,数年後はSiCがあちこちに

第1部<業界動向>
いよいよ使える段階へ
価格低下のシナリオが見えた

 ハイブリッド車や太陽光発電システムをはじめ,産業機器から白物家電まで,さまざまな機器の電力損失を大幅に削減できるSiC素子を,手軽に使える時代がやって来る。これまでSiC素子は,高価で手の届かない「高嶺の花」だった。しかし,ここにきて状況が変わり始めた。SiC製ダイオードの価格低下やトランジスタの製品化が見えてきたからだ。現行材料の特性向上に限界がささやかれていることも,背景にある。

第2部<技術動向>
MOSFETは2009年に登場
周辺技術の改善も急ピッチ

 SiC素子を求めるユーザーの声に応えるため,素子や基板の特性改善とコスト低減に向けた研究開発が加速している。ダイオードは100A以上の大電流化による用途拡大を,トランジスタは早期の量産化を目指す。待望されているMOSFETはいよいよ2009年に量産が始まりそうだ。SiC素子のポテンシャルを十分に引き出すための周辺技術開発の取り組みも活発化してきた。200℃に耐えられるパッケージやチップ接合技術,コンデンサなどが登場している。