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メタマテリアルの一種に,回路を基に設計した単位素子から成るものがある。その中でも左手系の特徴を示すものは工学的応用の幅が広いと注目されている。今回は,回路を基にしたメタマテリアルについて,それを明快に位置付ける伝送線路理論の基礎を詳しく解説する。(野澤 哲生=本誌)

真田 篤志
山口大学 大学院 理工学研究科 准教授

 本連載の第1~2回にわたって,メタマテリアルの概念と現象について主に左手系メタマテリアルに焦点を当てて解説した。このうち,特に非共振型の左手系メタマテリアルは本質的に低損失かつ広帯域な特性を持つため,応用上有利である。今回は,非共振型の左手系メタマテリアルの構成の基となっている「伝送線路理論」について,メタマテリアル設計の観点から概説する。