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【開発の鉄人 現場をゆく】夫婦のキューポラ

 創業は嘉永5年(1852年),造っているものは鋳鉄,所在地は東北と言えば,誰だって南部鉄と答えるだろう。この地域で南部鉄が栄えたのは,北上川流域で採れる鉄原料や川砂,粘土,漆,木炭などの原料がすべて地元で産出されるという立地条件がそろっていたことは大きい。しかし,その産業化は,優れた知恵なくしてはあり得ないのではないだろうか。ものを造るだけでは産業は興らない。そこに,ものを使う仕組みと,発展させる文化が必要なのだ。(以下,「日経ものづくり」2009年2月号に掲載)

図●伝統的な鉄瓶(a)や茶の湯釜(b)
図●伝統的な鉄瓶(a)や茶の湯釜(b)
30~40代の比較的裕福な層を主なターゲットとしており,価格は8万円程度を見込む。