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【解説】産官学連携で飛躍目指す地方の部品メーカー

世界の自動車市場で販売台数が急減し、苦境に立つ自動車産業。部品産業においても、急激な需要減への対応に追われる。しかし、日本の自動車部品メーカーには小規模な企業も多く、対応に苦慮しているのが実情だ。こうした中で注目されるのが、中国地方における産官学が協力した部品産業を強化するための取り組み。2000年代初頭に部品のモジュール化への対応で大きな役割を果たし、今またカーエレクトロニクス技術への対応に取り組み始めた。

 2008年11月、神奈川県厚木市にある日産自動車テクニカルセンター(NTC)の多目的ホールは熱気に包まれていた。普段はあまり接することのない中国地方5県の自動車関連部品メーカーや国立大学法人の最新の開発成果が展示されていたからだ。これは、経済産業省の出先機関である中国経済産業局の主催で開催された展示商談会。2日間の開催期間中に、日産自動車やその関連企業から960人が参加した。試作見積もり依頼など8社15件、後日訪問約束など29社90件などの成果を上げた。