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「メカトロ講座」は,茶運び人形の開発をテーマに,一連の作業を疑似体験することで,メカトロ機器の開発手法を体得できるように狙った企画です。

 設計者は設計だけではなく,製品の造り方にも気を配ることを忘れてはならない。内部に製造部門を持つ企業なら,開発企画段階から製造部門の担当者に開発に参画してもらい,必要な設備や製造技能などを設計作業と同時並行で準備することが可能だ。しかし,内部に製造部門を持たない企業の場合,そうはいかない。設計の進行に伴い,どの企業に製造を委託するべきかを検討する必要がある。製造委託先を決めるのも設計者にとって重要な役目なのだ。

 今回は設計者が製造委託先を決めるときに必要な心得を,茶運び人形の開発を例に挙げながら解説する(表)。

〔以下,日経ものづくり2009年4月号に掲載〕
表●開発設計の各段階で必要となる検討項目
今回は,設計論における「開発・設計プロセス」について取り上げる。
茶運び人形実行委員会プロフィール

大島泰毅:大島設計事務所所長
専門分野は冶工具・自動化機械設計。東芝・生産技術研究所,東芝セラミックスで治工具,金型設計,製造設備の開発設計に従事。

井出川 洋:技術士(応用理学部門)
専門分野は計測,安全・PL(製造物責任)関連。東芝で分析装置,センサ,メカトロ装置,昇降機の開発設計に従事。

里中新一:電子機器メーカー勤務
専門分野は計測制御・電子回路。東京工業大学修士課程修了後,東芝にて計測制御機器の開発設計に従事。現在は電子機器メーカーで事業企画に携わる。

大畠 覚:ラグビーセンサ社長
専門分野はセンサ応用製品のシステム開発,組み込み機器の開発。東芝にてMEMS(Micro Electro Mechanical Systems),計測機器,防犯カメラシステム商品の開発に従事。