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 米Amazon.com,Inc.が2009年2月末に米国で出荷を開始した「Amazon Kindle 2」。これまでに世界で製品化された電子ブック(読書端末)の中で,随一の販売台数を誇るとみられている「Amazon Kindle」の後継機種である。仕様面では厚さが従来の約半分に薄くなり,電池駆動時間が25%増加するなどの改善が施された。価格も40米ドル安い359米ドルになった。設計面ではいかなる工夫がされているのか。電子ブックの設計に詳しい,国内機器メーカーの技術者の協力を得て新旧機種を分解した。そこで浮き彫りになったのは,低コスト化や薄型化を実現するために設計を一から見直して,大幅に簡素化した新機種の姿である。

リファレンス設計から脱皮

 新旧両機種の筐体を開けてメイン基板を目の当たりにした技術者は,こう漏らした。「旧機種は,米E Ink Corp.製電子ペーパーを駆動させるためのリファレンス設計をほぼそのまま使っている。部品点数が多く,複雑な構成だ。これに対して新機種は,マイクロプロセサなど一から回路構成を見直しており,まるで携帯電話機の設計思想を持ち込んだかのようだ」。

『日経エレクトロニクス』2009年4月20日号より一部掲載

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