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「メカトロ講座」は,茶運び人形の開発をテーマに,一連の作業を疑似体験することで,メカトロ機器の開発手法を体得できるように狙った企画です。

 我々が今,開発を目指す茶運び人形は,人間とのコミュニケーションと茶室環境のセンシングによって自律的に動くものである。この自律動作を裏側で支えるのが,センサから定期的に情報を取得するためのタイマや,アナログ信号出力のセンサ(アナログセンサ)に対するノイズ低減,A-D(アナログ─デジタル)変換にかかわる技術などである。これらの技術は目立たないものだが,茶運び人形の自律動作を成立させ,かつその信頼性を確保する上では欠かせないものといえる。今回は,アナログセンサ,特にジャイロセンサを使う場合の回路技術について解説する(表)。

〔以下,日経ものづくり2009年6月号に掲載〕

表●開発設計の各段階で必要となる検討項目
今回は,機能設計における「センサと前処理回路」「コントローラと周辺回路」について取り上げる。

【茶運び人形実行委員会プロフィール】
大島泰毅:大島設計事務所所長
専門分野は冶工具・自動化機械設計。東芝・生産技術研究所,東芝セラミックスで治工具,金型設計,製造設備の開発設計に従事。
井出川 洋:技術士(応用理学部門)
専門分野は計測,安全・PL(製造物責任)関連。東芝で分析装置,センサ,メカトロ装置,昇降機の開発設計に従事。
里中新一:電子機器メーカー勤務
専門分野は計測制御・電子回路。東京工業大学修士課程修了後,東芝にて計測制御機器の開発設計に従事。現在は電子機器メーカーで事業企画に携わる。
大畠 覚:ラグビーセンサ社長
専門分野はセンサ応用製品のシステム開発,組み込み機器の開発。東芝にてMEMS(Micro Electro Mechanical Systems),計測機器,防犯カメラシステム商品の開発に従事。