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 米General Electric(GE)社は,直径12cmで記録容量が500Gバイトのホログラフィック・ディスクを開発した(表)。この容量は,片面単層Blu-ray Disc(BD)の約20枚分に相当する。記録・再生の仕組みに関してはBDと同じ方式を流用している点もあり,移行や量産に掛かるコストを低く抑えられると同社は見込んでいる。

 ホログラフィック・ディスクでは,レーザ光の干渉を利用してデータを記録・再生する。具体的には,情報を乗せた「信号光」と乗せていない「参照光」の二つをディスクの記録層に当てて重ね合わせ,その際に発生する干渉縞を記録層に残すことでデータを記録。再生する際は,干渉縞に参照光を当てることで信号光を取り出す。信号光にはBDと同じ波長405nmの青紫色半導体レーザを使用しているが,光源のパワーや波長安定度,信号光と参照光を多重させる方法(信号光と参照光を同じ対物レンズで入射させているかなど)の詳細は公表していない。

〔以下,日経ものづくり2009年7月号に掲載〕

表●開発品の仕様
さまざまな点でBlu-ray Disc(BD)の方式を踏襲している。