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 国内のメーカー各社が,2009年度第1四半期(2009年4~6月期)の連結決算を発表した。年度が変わっても,依然として経営環境は厳しい。ただし,消費者向け(BtoC)製品と産業向け(BtoB)製品で状況はやや異なる。各国政府の消費刺激策もあってBtoC製品は回復の兆しが見えてきたが,BtoB製品は低迷にあえいでいる。

 例えばパナソニックでは,2009年度第1四半期および前年度同期の売上高(為替の影響を除いた実質ベース)を比べた場合,減収額の4590億円のうち約73%に当たる3330億円がBtoB製品によるものだった(図)。前年度同期におけるBtoC製品とBtoB製品の売上高比率は約1対1だったので,BtoB製品の落ち込みが大きいと分かる。

 特に深刻なのは,FA事業だ。同事業の2009年度第1四半期の売上高は159億円で,前年度同期から約74%減少した。一口にBtoB製品といっても,最終的にBtoC製品に搭載される電子部品や半導体に比べ,工場で使われる機械設備は低迷が著しい。

〔以下,日経ものづくり2009年9月号に掲載〕

図●パナソニックの売上高分析
2009年度第1四半期および前年度同期の売上高に関して,主要商品分野別に減収額を示した。BtoB製品の落ち込みが大きい。