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 旅行先で昼間写した写真や動画を,夜,部屋の壁一面に映して仲間みんなで観賞する。こうした用途に向けて,ニコンがプロジェクターを内蔵したコンパクト型デジタル・カメラ「COOLPIX S1000pj」を,2009年10月に発売する。プロジェクター内蔵の携帯電話機は,韓国Samsung Electronics Co., Ltd.などが発売済みだが,カメラへの搭載は,「世界初」(ニコン)である。市販のピコ・プロジェクターと同等の性能のプロジェクター・モジュールを新たに自社開発し,通常機とほぼ同じ大きさに収めた。このためにカメラ内部の部品配置などを見直したほか,放熱対策に気を配った。

 一般的なデジタル・カメラだと,液晶画面は大きくても3型程度。この大きさで同時に視聴できるのは,2~3人が限度である。より多い人数で視聴するには,「プロジェクター機能が欠かせなかった」(同社)。一眼レフ・カメラなどの大型機種に内蔵する選択肢もあったが,今回は多くのユーザーが手軽に使えるように,コンパクト機での採用に踏み切ったという。「今回は撮る楽しみとともに,見る楽しみも重視した」(同社)。

『日経エレクトロニクス』2009年9月7日号より一部掲載

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