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初年度10万台の販売を目指す

 「新しいジャンルの商品。久しぶりのヒットになると期待している」。シャープ 代表取締役 副社長執行役員の松本雅史氏は力を込めた。視線の先にあるのは,同社が2009年9月25日に発売するA6判の超小型パソコン「PC-Z1」だ。

 シャープはこの機種で,小型で安価なノート・パソコン「ネットブック」に続く市場の創出を狙う。インターネットの利用を前提とした,携帯電話機とネットブックのすき間を埋める携帯機器分野である。同社は,かつて携帯機器「ザウルス」で一市場を築いた。今回の新機種は,このすき間市場で「夢よ,もう一度」と考える意欲の表れだろう。

 小型で安価,起動時間が短く,駆動時間が長い─。こうした特徴を打ち出すためにシャープが選んだのは,パソコン市場を牽引してきた米Microsoft Corp.のOSと,米IntelCorp.のマイクロプロセサではなかった。OSはLinux系の「Ubuntu(ウブントゥ)」,マイクロプロセサは米Freescale Semiconductor,Inc.の「i.MX515」を採用した。

『日経エレクトロニクス』2009年9月21日号より一部掲載

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