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出題と解説/ET教育フォーラム (越川 恒俊,坂井 直美)

<今号の問題から>
トップダウン方式で結合テストを行う際に用いるスタブの処理として,適切なものはどれか
  1. 実際のモジュールの代わりに,引数を指定してサブルーチンを呼び出す
  2. 実際のモジュールの代わりに,セマフォを獲得して資源への排他制御を行う
  3. 実際のモジュールの代わりに,処理が正常終了したことを示す戻り値を返す
  4. 実際のモジュールの代わりに,割り込み禁止状態に設定して割り込みを防ぐ

 本連載の第7回(2009年6月15日号)で解説したように,開発の最小単位であるモジュールが詳細設計の要件を満たしていることを確認するのが単体テストです。この単体テストを終えたら,モジュールを機能単位で結合して行う結合テストに移ります。モジュール間のインタフェースに着目しながら,基本設計で定めた機能仕様を実現しているかどうかを確認します。

機能を確認する結合テスト

 ウオーターフォール型の開発で用いる構造化手法では,ソフトウエアのモジュールを階層構造で定義します。この階層構造に沿って上位のモジュールから結合する手法を「トップダウン方式」,下位のモジュールから結合する手法を「ボトムアップ方式」と呼びます。

 トップダウン方式では,テストが済んでいない下位モジュールがあるとき,そのモジュールの代わりに「スタブ」というダミーのモジュールを用います。これによって上位モジュールが動作することを確認しておき,下位モジュールのテストが済んだ時点でスタブを置き換えて再度テストします。ボトムアップ方式も同様です。上位モジュールのテストが済んでいない場合,ダミーのモジュールとして「ドライバ」を使います。

『日経エレクトロニクス』2009年10月5日号より一部掲載


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